節約して莫大な貯金残して死ぬ人

家の親戚に一人凄いのがいた
祖母の従姉妹にあたる人で生涯独身だった
親戚も自ら遠ざけ冠婚葬祭の付き合いもほとんどしなかった
ただ妹の息子が精神障害のある人で妹が亡くなり養子として暮らしていた
近所の主婦相手に金貸し(正規では無い)をしてお金を溜め込んでいるという噂はあった
十年位前にそのばあさんが病に倒れ入院をしたため
養子さんは一人になり首吊り自殺をしてしまった
ばあさんが入院したため彼の面倒を見る人が無くなったためらしい
それから少し経ってばあさん自身が亡くなったとき遺言状を託された弁護士が現れ
貯蓄が四億円以上ある事を知らされた時には親戚一同騒然となった
しかし遺言状にはその全てを市に寄贈するので保育所を建ててほしいと書かれていた
そんなお金があったなら障害のあった養子さんを施設に入れてやればよかったのにと
弁護士も養子さんがいたのに一言忠告して上げられないものだったのか

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