5人に1人が年収200万円以下！

なんと、5人に1人が「年収200万円以下」
平均年収443万円――これでは普通に生活できない国になってしまった。
私が社会人になった2000年は、バブル経済が崩壊したあとの「失われた10年」と呼ばれた時代だった。
経済対策も雇用対策も、ほとんどの問題が「先送り」された。そのまま政府は安易な規制緩和で不況対策をしのぐふりをした。
そして、2008年のリーマンショックで「失われた20年」になった。
官製相場のアベノミクスや外国人観光客のインバウンドで、見せかけの景気回復が訪れると、日本は、またも根本的な問題から目を背けた。
今、新型コロナウイルスによる景気後退の「コロナショック」で「失われた30年」に突入している。
2000年と2021年の年収を比べると、年収200万円以下は824万7000人から1126万2000人へと増えている。
一方、年収2000万円以上の高額所得者を比べると、17万8000人から30万2000人へと増えている。
この格差を当たり前のように受け入れてしまって良いのだろうか。

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>高齢化で年金受給者が増えたからじゃね？

もちろんそれも原因の一つだ。
しかし間違いなく非正規の人が増えているのも原因だ。
40代になると、整理の審査をされ、公にはなっていないが、それなり大きい組織はどこも当たり前のようにリストラしている。
でそんな年齢で失職すると、どんだけ良い学歴、職歴があっても、まともな転職が出来ない。
だから40代で非正規で働いている人が多いのはそういうわけだ。
テレビなどのメディアでもあまり大きく報じないので知らない人が多いだけで、現実はかなりの数のリストラが行われている。
こんなのは20年以上も前から当たり前なので、それに対して準備している人は、40代で失職してもそれなりの生活をしているが、
そんな賢い人は極少数。
だから時給千円～1500円程度のバイトや派遣をしているってのが現実だ。

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