【マイクロファイナンスの活動によって、新しい形態の超民主主義を作り出せると確信していますか?】
私は超民主主義の一部を実践しています。国境無き医師団なども超国家的なものなのです。私の立ち上げたNPOは一つの
夢であって、いかなる株主や特定の国の利益ともならず、世界のためにグローバルな融資をするためです。
世界銀行もそうなるべきだと信じています。今の世界銀行は単に国家間の調整の場にすぎません。本当の意味での
超国家的金融機関ができた時に世界の単一通貨が始まるのです。それはヨーロッパにおいてユーロができた様に
世界でも可能です。マイクロファイナンスは博愛団結の精神という思想と実践の場であり、グローバルな政府を作る
ためのまさにその一部なのです。
【現在の民主主義とあなたが描く超民主主義、その本質的違いとは何なんでしょうか?】
3つあります。1つはイデオロギーです。それはもはや他人と戦ってまで求めるイデオロギーではなく、博愛の観点から
団結の精神を構築するものです。2つ目は利益を追求してきた企業が、今後よりNGO的なもの非営利的なものに関わって
いくということです。株主という存在はやがて消滅していくでしょう。そして3つ目はG20ではないグローバルな政府
です。G20は他国間外交です。超民主主義においては国家間で互いの政府の利益を守るような取引は無くなります。
そこには人類全体の利益を考える政府ができるのです。水資源を確保し、武器を規制し、環境を考え生存に不可欠な
ものを守るもので、現在ある国家からはかけ離れたものです。
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